「たんじょうび」は「たんぞうび」

子育てパパのブログです。子供3人、長女が今年支援学級に入学しました。

家出少女

久々の投稿になります。

続けていくって大変ですね。。。

続けるいいコツがあれば教えてください。

 

子どもたちはもう夏休みです。

休みはいいですが、これだけ休みがあると流石に時間を持て余すようです。嫁も毎日何をすればいいか困ると言っています。

 

先日、家に帰って車を降りるタイミングで娘が、玄関から出て、家の裏へ隠れていくのが見えました。

自分が帰ってきたのに気づいて、迎えにきたのだな、と思い、逆に驚かせにいくと、絵に描いたように驚いてくれて、そのまま一緒に玄関へ、と思ったのですが、娘が一言、

「かっかが怒っちゃってる。」

??

とりあえず、玄関に入ると、怒っている嫁が・・・。

娘に「もう出ていきなって言ったでしょ!!!!!」

そのまま娘は家に入れてもらえませんでした。。。

 

話を聞くと、弟とズーーーーっと家の中を走り回り、叫び続け、嫁もつまらな

いのだろうな、としばらくそのままにしてたそうです。ある程度で時間を区切って、「もうおしまいだよ、片付けて。」

といい、弟と二人で片付け。

「たくさん、騒いだから、もう静かに遊ぼうね。」「はーい」

ここまでは良かったのです。

が、娘は数分後にはまた騒ぎ出し、我慢しきれなかった嫁がブチギレ!

出てけと言って出ていった時に自分がちょうど帰ってきたわけです。

 

自閉傾向が強いと思っていたうちの娘ですが、最近専らの悩みは、多動傾向も強くなっていることです。今回も言われたことを忘れたわけでは無いでしょうが、それをコントロールすることができずにまた走り回ってしまうということです。

嫁もその特性がわかっていながらも、怒るところは怒らなければ、ということで怒ったわけです。

 

発達障害の子と関わっているときに思うことは、特性だからしょうがないのか、特性だけど社会生活の中で治していかなければならないのでは、という葛藤です。特性でどうしようもないとわかりながらも、直してほしいという思いはやっぱり持ってしまいますよね。

 

そんなこんなで外に出されて娘ですが、遠くへ行くわけもなく、家の周りをウロウロして、ウッドデッキにある、エアコンの室外機の前で

「あーいーうーえーおー、かーきーくーけーこー・・・」

宇宙人の声になるのを楽しんでいました。。。笑

 

その後、嫁が読んで、もう一度話をして、涙ながらに聞いて家に入ってきました。とりあえずその日は、静かにテレビを見ていましたが、きっと明日も同じようなことがあるんだろうなぁとおもっています。

 

夏休みはまだまだ始まったばかりです。

兄弟のありがたみ

我が家は3人の子供がいます。

 

長女 6歳 小学1年生(支援学級)

長男 5歳 年中

次男 1歳

 

発達障害がある長女にとって、兄弟がいることはほんとにプラスだなと感じています。

 

○長男

 まず、長男がいたことで、長女の発達がちょっと遅れているなと気付けました。元々、怪しいなとは思っていましたが、学年は2つ離れますが、実際は、1歳4ヶ月しか離れていないので、長男の成長を見ることで、長女の発達が遅れていると確信することができました。

 それ以降も、長男は長女のよきパートナーです。一緒に遊んで、喧嘩して・・・。

長男がいろいろ興味を持つから、長女もそれにつられていろいろ興味を持つようになりました。(どっちが長子かわかりませんね・・・。)実際に、長男の方ができることが多く、字を読めるようになったのも長男の方が早かったです。長男の方ができることが多くても、それで長女が拗ねることがないのも良かったところです。(割とおっとりの自閉症です。)幼稚園では、友達といえる友達がいなかった長女ですが、長男がいたことで楽しく幼稚園生活を送れていました。

 今年は長女が小学生になったから、長男が寂しがっていますが・・・。

 二人で仲良く過ごす姿はほんと微笑ましいです。(もちろん喧嘩も多いです!)

 

○次男

 次男が生まれたことで、お姉ちゃんとしての時間が生まれました。面倒見がとてもよく、自分の方がお姉ちゃんという意識をしっかり持って接しています。いろいろお世話をする中で、精神的な成長が見れたので、3人目がいてほんとに良かったなと感じています。(逆に長男は下の子の面倒をあまり見ないのですが・・・。)

 

 

発達障害を持った子がいるとその子でいっぱいいっぱいで、兄弟がいたらもっと大変かも、と思うかも知れません。確かに、大変なことはありますが、成長に欠かせない関わりをたくさんもたらしてくれているのは間違い無いです。

 

これから大きくなり、思春期になり今みたいな兄弟関係ではなくなるかも知れませんが、今の関係をずっと心の中に留めておいてほしいなと父は思っています。

 

 

休日の日課

発達障害の子にあるあるだと思いますが、支度ややることを順序立てして、何をやるか明確にしてあげて、見通しを持てるようにしています。

 

我が家でも、毎日学校の支度をやるのに、

1くつした

2タオル、ティッシュ

3顔を洗う

4歯を磨く

  ・

  ・

  ・

と言ったような感じで書き出してあり、それを見ながら、健気に準備しています。やはりこれがあるとスムーズで、自分でどんどん準備するようになっています。

 

自分がこれをやっているからか、休日の朝、早く一緒に遊びたいがために、私にこんな紙を提示してきました。

なんて書いてあるでしょうか?

(特に1は難問です。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解は1の「ささま」は、「パジャマ」!!これは驚きですよね。あー、こうやって聞こえているんだなと思いました。

2は「かおのみず」顔を洗えってことですね。

3は「はみがき」。

もう一個の3は「ごはん」。

 

いつも自分がやっていることだから、たまには人にもやってみたくなたんでしょうね。

自分で上手に字も書けるようになり、朝から成長を感じた休日でした。

(「ささま」には驚きでしたが。。。。)

我が娘の運動会の歴史

先日、小学校に入ってから初めての運動会が行われました。

発達障害の子の親にしてみると、ドキドキする行事ではないでしょうか。

うちもやはり同じで、毎回心配なことばかりです。

 

今年も、練習が始まって、家で何をした?って聞いても帰ってくる言葉は

「わからない。」

今日やったことだろ!と言いたくなりますが、覚えていなかったり、うまく伝えらないということでこの答えなのでしょう。。。。。

本番前日になってようやく何をやっているのかなんとなく分かり、音源を流すと少し踊ってくれました。

 

振り返るとほんとに運動会はいろいろありました、、、。

 

○年少時

支援の先生が付きっきり。それなのに全然踊らず、なぜかその場でくるくる回っている。(発達障害の子あるある)

 

○年中時

支援の先生が付きながら、なんとか踊る。個人走もなんとか走る。

 

○年長時

一気に成長した感じになり、ほぼ一人でいろいろなことができる。踊りはうまいとは言えないが一生懸命さは伝わる。係の仕事っぽいことも頑張っていた。

 

年少時はほんと見ていて辛かったけど、今となってはいい思い出。こうやって書き出してみると、成長したなと感じます。

そもそも人前で何かやる、いつもと違う環境というのが、ストレスのようで、うちの娘はエンエン泣くというより、照れでふざけてしまったり、ニヤニヤしてしまう感じでした。きっと練習でもいろいろご迷惑をおかけしていたんだろうな、と想像できます。。。

 

そして、今年。幼稚園が小さい規模だったのに、小学校は大規模小学校。どうなるのだろうと思っていました。運動会の種目は支援級ではなく、交流である、通常級のクラスの一員として参加します。

まずは玉入れ。ダンスをしてから玉入れをするのですが、ダンスはとりあえず覚えているようで、上手に踊っていました。(多少ずれるところもありました。)玉入れでは、ルールは分かっているようで、玉を拾いますが、全くかごを見ずに投げる、投げる、投げる。もちろん1個も入らず、チームへの貢献ゼロ。。けどやっていただけいいか、と思いながら見てました。そんな貢献度ゼロの娘がいるにも関わらず、クラスは優勝!!

戻ってきた娘に「勝ったの?負けたの?」と聞いたら、案の定、

「わかんない。」

とりあえず、勝ったことは伝えておきました。。。

 

もう一つの種目は、個人走。40m位を直線で走ります。とりあえずスタートポジションはとりつつ、よーーいどん!!

全力疾走とは程遠い走りでしたが、一応ゴールまで行きました。6人中、4位くらいで。。

 

わずか2種目でしたが、どちらもとりあえず参加していて、やることも一応やっていたかなと思うと、よく頑張っていたなと感じています。そもそも行事は、うちの娘にとってはストレスのようで、行きたくないとかはありませんし、何か嫌だとか口に出すことはありませんが、おねしょをするようになるなど、きっと不安なんだな、というような表れが出てきます。そんな中、学校でたくさん練習して、ここまでできるようになったと思うと花丸。年少からの成長を考えると花丸だなと思います。

毎年、少しずつですが、成長していってくれるといいなと思います。

 

ちなみに応援席では全く他の種目に興味を示さないし、開会式閉会式では全く話を聞いてない娘でした。まぁいいか、、、。

うちの娘は・・・

発達障害と言っても、いろいろなタイプがあります。

自閉症ADHDなど名前が付いたりしますが、よく見ているとどちらの特性も持っている、なんてことはザラにあることです。

診断してもらったとしても、少しその障害の特性が強いんだな、というくらいに思っておくのがいいんじゃないかな、と思います。

 

ちなみにうちのうちの娘は、診断は受けてません。ただ、お医者さんに見てもらう中で、自閉症っぽいねということと、知能テストの結果、IQが低いということで、支援学級を希望し、現在通い始めています。

 

うちの娘の特性としては、、、

 

1 いきなり関係ない話をする

会話をしている中で、いきなり全然関係ない話をし出します。きっと頭の中で、全然関係ないことを考えていたんでしょうね。普通はそれは口に出したりしないのだろうけど、自閉症の特性で「空気を読めない」というのがあるので、全然違う話でも、平気で話し出してしまうのでしょう。

 

2 ダメだということをすぐにやる

やってはいけないことを言ったすぐ後に、その行動をとってしまうことがあります。たぶん、話を聞いていないんだと思います。右の耳から入って左の耳から抜けていく・・・。ほんとそんな感じです。

 

3 わからない、覚えていない

短期記憶が弱いようで、「今日幼稚園で何した?」と聞いても「わからない。」と答えることがほとんどでした。ほんとに覚えていないのか、めんどくさいのかわかりませんが、、。

 

4 言葉の遅れ

小学生になった今でもこれは感じます。発音もそうですが、「〜してくれる。」「〜してもらう。」の使い方がまだ身についていません。言葉が遅れているため、自分の伝えたいことが伝えられない、ストレスになる、という悪循環にならないように、家庭では気をつけています。

 

5 いきなり大きな声

その場に合わない声の大きさで話すことが多々あります。うちには1歳の子もいるのですが、寝ているとわかっているのに、いきなり大きな声を出すことは度々、、、。本人もその後、(まずい。)という表情するので、怒りきれないのですが、、、。

 

6 友達が少ない

小学校に入り、支援学級に入ったことで、ようやく友達らしい友達ができました。とは言っても、嫁から聞いた感じ、お互い全く噛み合わない会話をしているようでが、、。それでも、友達ができたのは嬉しいことです。社会性が弱いということを聞きますが、ほんとにその通りで、本人もそれに対する困り感はありません。一人の方が伸び伸び遊んでいたりします。

 

他にもいろいろあるような気がしますが、とりあえず今思い浮かんだことを並べてみました。発達障害とは関係ないものもあるかもしれませんが、他の子と比べて、大きく異なっているなと感じたことです。

 

これから社会に出て行く中で、改善できるものはしていきたいなぁと思っているところです。分かっていても直せないのだろうけど、いろいろな手を打ちつつ、長い目で見ながら治していけたらなぁと思っています。

 

 

 

 

 

何と書きたかったのでしょう?

休日、小学生になり、だいぶいろいろ書けるようになった長女(支援学級)がこんなことを書いていました。

 

何と書いてあるのでしょーーーーか?

 

 

   

 

「れそラん」??????

 

 

 

 

 

 

 

 

これ「レストラン」らしいです。。。。

びっくり!!

 

では、第2問です!

レストランのメニューです。

4つメニューが書いてあります。そのうち3つに

「たへ」??

何だと思います?

正解は、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「パフェ」!

この後、書き直したのですが、

「ぱへ」→「たふぇ」→「ぱふぇ」と3回目でようやく正しく書けました。

 

言葉が明確では、ないのは小さい時からそうでしたが、病院等でリハビリをしてもらい、だいぶ話せるようになってきたなぁと思っていました。

しかし、この年になって、字に表してみると、本人はこう思っていたのか!という発見がたくさんあります。

耳から入ってくる言葉が、発達障害のこのフィルターを通すと、独特の変化を起こすんですね。

口に出していることを、字に書かせてみることも大事だなと改めて感じました。

 

愛情を注ぐ

正直、自分の娘が発達障害だなんて考えたことなかった。

自分も嫁も教育関係の仕事なので、発達障害について知識はある方だったと思う。

だけどその分、成長には個人差があるとも思っていた。

そのうち話すだろう、そのうち○○ができるようになるだろう・・・。

 

 

 

 

全然できるようにならなかった。

幼稚園に入園してようやく実感した。他の子はちゃんと自分の名前言えてる。返事している。うちの子は・・・。

そのうち集団生活もうまくできていないなんてことも言われる。

自分は送り迎えするわけじゃないけど、この時期嫁は辛かったと思う。

自分の子が他の子のようにできないことを目の当たりにしたり、幼稚園の先生から、その日の様子を伝えられたり。。

だけど、焦っても意味がない。というか何も変わらない。

娘が可愛いのは変わらないのだから、いっぱい愛情を注いで、発達相談に行ったり、病院に通ったり、できることをここまでやってきた。

 

結果今は支援学級に通うことになった。正解、不正解ではなく、今自分の子にこれが一番いいだろうと考えた結果だ。

 

これからもいろいろ悩んでいくと思うけど、変わらないのは、娘にしっかり愛情を注ぐということ。勉強ができなくても、他の子より、できることが少なくても、やっぱり自分の子は可愛い。これはこの子が教えてくれたこと。

 

発達障害を持っていてもたくさん愛情を注いで、成長を見守っていきたい。